感情爆発をくり返す子どもの理解と支援(その2) 認知の歪みの理解と教室でできる認知行動療法-医療及び学校における実践紹介−
主催・共催
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 東海支部
日程とプログラム
2025年5月11日(日)13:00~16:10
講師
松浦 直己 氏(三重大学教育学部特別支援教育講座)
ポイント種別・ポイント数
(2)区分研修会・必須B 1ポイント
実施形態
Zoomによるライブ配信
研修要旨
全国的傾向として、小学校では子どもの暴力行為が約10年で5倍以上と急増しており、社会問題化しつつある。教師や子どもに対する暴力や暴言が、「発達障害」や「愛着障害」として扱われているケースが多いが、妥当なアセスメントとはいえない。感情爆発の障害は、DSM-5では「秩序破壊的・衝動制御・素行症群」として整理されている。暴言や暴行を繰り返す子どもたちは、感情爆発を抑えられず、特に曖昧な教育環境に置かれると一気に増悪するケースが散見される。
彼らの多くは資質的に衝動制御の困難さを有すると共に、この特性は環境依存的であり、担任が替わると一気に行動が落ち着くことも多い。前回の研修会を踏まえ、今回は特に医療でのCBTと学校でのCBTの実例について詳述する。具体的には、「感情爆発の障害(1-②)」について詳説し(前半)、彼らの多くが有する認知の歪みについて説明(3-①)する。そして教室でできる認知行動療法(3-⑧)の具体的な方法論について講義する(後半)。子どもの問題行動についてアドバイスを求められることが多い臨床発達心理士の先生方にとっては、有意義な講義であると考える。
参加費
当該支部正会員 参加費:500円
当該支部準会員 参加費:500円
参加条件
臨床発達心理士有資格者のみ参加可能
問い合わせ先
詳細は主催団体へお問い合わせください。
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 東海支部
https://conference.wdc-jp.com/jacdp/seminar/2023-141.html