特別講演:社会的自立に向けて学校教育期に何をしておかなければならないか/教育講演:特性があっても幸せに生きていくために必要な支援
主催・共催
大阪医科薬科大学LDセンター
特定非営利活動法人 生涯発達と社会参加を支援するこどもリサーチセンター
日程とプログラム
2024年3月16日(日)
9:40~11:30、12:30~13:50
講師
花熊 曉 氏(関西国際大学・客員教授)
高山 恵子 氏(ハーティック研究所・所長)
ポイント種別・ポイント数
(3)区分研修会 0.5ポイント
実施形態(会場情報・参加方法)
大阪医科薬科大学看護学部講義室(資格更新研修会としてのオンライン配信はしない)
研修要旨
■特別講演(花熊 曉先生)
本講演では、発達障害の視点や様々な多様性に注目し〔1-③〕、将来の社会的自立に向けた教育期での支援の重要性について、花熊先生が長年にわたる相談・支援経験や大学での発達障害学生支援の実績を基に解説します。特に学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)の観点から、社会に適応し自立できる力を育むために、学校教育期に教育機関などが果たすべき役割〔3-⑦〕について議論します。臨床発達心理士にとって、支援が必要な児童・生徒が、学校教育を通じてどのようなスキルが必要であり、そのようなスキルを身に付けていくためにはどのような支援が必要なのかについて理解することは重要であり、実践現場での柔軟な対応力や支援スキルの向上に繋がります。本講演は、社会的自立という観点から、発達の多様性がある児・者の支援に必要な臨床発達心理士の資質向上を目指すものです。
■教育講演(高山 恵子先生)
本講演では、発達障害を持つ方々の特性を理解し、自己肯定感を持ちながら社会で幸せに生きていくために臨床発達心理士としてどのように支援すべきかをテーマにして、高山恵子先生が長年の支援経験をもとに解説します。発達障害などの特性を持つ方が日常生活で直面する困難に対し、家庭や教育機関、職場での具体的な対応法や支援方法を提示します〔3-①〕。また、特性を活かすために重要な環境調整の方法や、家族や支援者が実践できるサポートの工夫〔3-⑤〕についても議論します。支援の過程で本人の強みを引き出し、社会適応力と幸福感を高める手法を学び、社会参加と自立を目指すための多角的な視点を持つことは臨床発達心理士として重要な資質となります。生涯発達の視点から、多様な発達がある児・者への支援スキルに関する臨床発達心理士の資質向上を目指すものです。
参加費
5,000円(16日のみ)
参加条件
臨床発達心理士有資格者以外の参加可能
問い合わせ先
詳細は主催団体へお問い合わせください。