学力と対人関係にかかわるセルフ・レギュレーション及び実行機能の発達とその支援
主催・共催
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 奈良支部
日程とプログラム
2024年9月28日(土)13:00~16:10
講師
松村 京子 氏(兵庫教育大学)
ポイント種別・ポイント数
(2)区分研修会 1ポイント
実施形態(会場情報)
奈良女子大学
研修要旨
セルフ・レギュレーションは,自分の行動,感情,認知を調節する包括的な能力で,実行機能の下位要素の抑制,認知柔軟性,ワーキングメモリなどによってコントロールされる。これらの能力が学業と対人関係の両方に重要であることが多くの研究で示されてきた。(1-①)自分自身の注意,思考,感情,行動をコントロールし,気が散らないように注意を調節し,学習活動に集中し,困難な課題に粘り強く取り組むことができる子どもは,学習を習得でき,学業成績が高くなることが明らかにされている。さらに,感情を誘発する些細な出来事に対して過度に反応しない,あるいはネガティブな感情から容易に回復するなど,感情をコントロールすることができる子どもは,他児との関係性がよく,共同活動にも協調的に取り組むことができる。発達障害児はこのような能力に問題を持っていることが示唆されている。一方で,これらの能力はトレーニングで向上することも知られている。(2-①)研修では,発達心理学において,近年,欧米を中心として注目されている分野の理論と実践の研究成果を紹介していただく。(1-①)
参加費
正会員 参加費:500円
参加条件
臨床発達心理士有資格者のみ参加可能
領収書について
詳細は主催団体へお問い合わせください。
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 奈良支部
https://conference.wdc-jp.com/jacdp/seminar/2023-107.html