言語獲得における養育者の言語入力と言語環境の重要性
主催・共催
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 大阪・和歌山支部
日程とプログラム
2024年12月15日(日) 13:00~16:10
講師
小椋 たみ子 氏(大阪総合保育大学 教授)
ポイント種別・ポイント数
(2)区分研修会 1ポイント
実施形態
Zoomによるライブ配信
研修要旨
本研修会では発達科学に関する内容(1-②)として標題のテーマを扱う。子どもは1歳ころから,有意味語を獲得し,2歳半頃までに語と語を結合し,助詞や助動詞の文法発達が進み,急激に言葉が獲得されていく。ここで、発達の時間軸に沿った支援や理解に関する内容(2-④)の解説のための前提は、まわりの人々からの語りかけがないと言語獲得は困難であり、子どもの生得的能力を引き出すように環境からの刺激を養育者が調整することにより言語獲得がなされていくという点である。本研修では,言語発達過程についての概説と、言語獲得の土台となる子どもの諸能力、および養育者の足場づくりと子どもの生活環境の重要性について概説する。養育者の足場づくりについては、対乳児発話、子どもの有意味、無意味発話に対する養育者の随伴的な模倣、動作の随伴、子どもの遊びでの応答的環境が子どもの言語発達におよぼす影響について研究結果を紹介する。また、アセスメントに基づいた支援に関する内容(3-⑧)として、言葉の発達の遅れの評価の観点を提示し、支援で必要なことについての知見を提供し、臨床発達心理士の資質の向上に寄与することができる。
参加費
正会員 参加費:500円
準会員 参加費:500円
非会員(臨床発達心理士)参加費:5500円
参加条件
臨床発達心理士有資格者のみ参加可能
問い合わせ先
詳細は主催団体へお問い合わせください。
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 大阪・和歌山支部
https://conference.wdc-jp.com/jacdp/seminar/2023-121.html