お知らせ
令和6年能登半島地震から2週間が過ぎました
臨床発達心理士有資格者の皆様へ(2024年1月15日)
令和6年能登半島地震から2週間が過ぎました。
有資格者の皆様におかれましては、その後お変わりございませんでしょうか? テレビやネットの報道を見ますと、倒壊された建物や、津波の映像、避難所の様子など、心穏やかでない方も多いのではと危惧をしております。
また、相次ぐ衝撃的な出来事(羽田空港での航空機事故、山手線での刺傷事件)の惨事報道の視聴は、「代理トラウマ」(他者の経験したトラウマに感情移入し、まるで自分がその状況にいるかのように感じる現象)を起こすリスクもあります。
具体的には、過覚醒、睡眠障害、食欲不振などの精神的・身体的不調が生じる恐れがあります。特に、過去に似た体験をもつ方は、惨事映像を「回避」できず、「再体験」を繰り返します。 眠りにつくのが難しい、頻繁に目が覚める、日常の出来事に過敏に反応する(イライラする)、何が悪いことが起こるのではないかと不安になるなどの症状があるようでしたら、これらの映像から離れ、なるべく自分がリラックスできる環境を整えてください。お子さんの場合で、このような症状が見られましたら、被災報道から遠ざけることも考えてください。
新学期を迎え、幼稚園や学校も再開しているところがあります。お子さんの様子で何か変化があるかどうかご確認ください。教育委員会や教育関係者の方も情報がございましたらお寄せください。
保育所や福祉施設、高齢者施設などでも支援の手が行き届かない、福祉避難所などが少なく車中泊を余儀なくされている。という方も多くいらっしゃると思われます。児童福祉、障害福祉、高齢福祉の担当者や関係者の方も同じく情報がございましたらお寄せください
なお、サイコロジカルファーストエイドの解説資料(災害支援のマニュアル)を必要な方には、お届けします。こちらからアクセスしてください。
雪が降り厳しい寒さが続いております。くれぐれも、お体ご自愛ください。
一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構
代表理事 星 茂行
一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構
有資格者特別委員会 委員長 金谷 京子